お悩み別に3つのメニューを用意しました。
※分量は二人分で記載
むくみをとるメニュー(夏)
すずきと茄子のオイル蒸し
材料
作り方
牛すじ根菜煮
材料
作り方
とうもろこしのスープ
材料
作り方
低糖質ようかん
材料
作り方
栄養価
コメント
とうもろこし、小豆など浮腫みをとる漢方的食品がたくさん含まれたメニューです。
・すずき、牛すじ肉、小エビとたんぱく質を組み合わせることで身体に必要なたんぱく質の摂取量を増やします。
・血糖値のコントロールのため、米などの糖質を控えめにするとエネルギー不足になるので、ココナッツオイルなどのオイルを使用します。
・パセリやニンジンなど、色の濃い野菜はビタミンCやAが豊富です。
・天然の甘味料ラカントSは、カロリーがなく、血糖値をあげないのでどうしても甘いものを食べたいときにオススメです。
・寒天やわかめ、根菜は食物繊維がたっぷり含まれているのでお腹のケアをしてくれます。
※すずきがなかったら鰆やアジなどの魚でも代用可能です。
薬膳コメント
スズキは 味は甘・平、脾・肝・腎に良いとされています。補脾の性質を持つため、湿度の高い時期の補益に適しています。
皮にビタミンBが多いので皮も食べるようにしましょう。レモンの酸味や辛味のねぎを使い、肝と肺の動きを活発にし熱の発散を促します。
ストレスがたまりやすく熱が身体にこもりやすい方におススメです。
レンコンは生で食すと血液を浄化し潤いを生じます。加熱すると胃腸を丈夫にし、血を養い、下痢にも効果があると言われています。ビタミンCや食物繊維が豊富です。
食物繊維は腸内細菌のえさになります。しっかり摂って老廃物を排除し、腸から元気になりましょう。
汗をかく時には甘い物も少しは必要です。胃腸を整え直します。汗をかくのも胃腸が元気だからこそ。
スタミナメニュー(夏)
レバーのからあげ
材料
作り方
タコとオクラのおろし和え
材料
作り方
パイナップルサラダ
材料
作り方
卵とやまいもの味噌汁
材料
作り方
栄養価
コメント
夏にぴったりな、スタミナたっぷりのメニューです。
スタミナをつけるためには、たんぱく質や脂質、ビタミンB群の栄養素をとることが大切です。
・レバーには鉄やビタミンAを始めたくさんの栄養素が凝縮されていて、疲労回復にぴったりな食べるサプリメントと言えます。
・唐揚げにすることでレバーの苦手な方も食べやすくなります。
・レバーは赤身のお肉でもOKです。
・タコには、ビタミンEやビタミンB2、たんぱく質が多いので抗酸化作用があり、脂質や糖質の代謝も高まります。
・サバの水煮缶は、手軽にお魚を摂取できるのでオススメです。良質のたんぱく質や、抗炎症作用のあるオメガ3、免疫力を強くしてくれるビタミンDが多く含まれます。
・大根おろしやパイナップルなどに含まれる酵素を利用して代謝をよくしましょう。
・スタミナが欲しいときは薬膳では、熱を持つものを食べます。
薬膳コメント
タコは気血虚弱に良い食材です。疲れやすい、傷が治りにくいなどにも使います。寒・甘味・鹹味の性質をもち、肝・脾に良いとされています。
オクラは涼・辛・苦で肝・肺・脾に良く、胃腸代謝、消化の助けになります。通便作用も有ります。
パイナップルは微寒で微散。胃と膀胱に良いとされています。熱性の便秘症や消化不良に効果的です。
山芋は山薬といい、八味地黄丸などの漢方薬に含まれています。味は平・甘で肺・脾・腎に良いとされ、虚弱な方の脾両回復や下痢、慢性の咳にも用います。
酸味で発散しようメニュー(夏)
鱧の湯引き
材料
作り方
手羽のさっぱり煮
材料
作り方
冷ややっこ
材料
作り方
アサリのスープ
材料
作り方
栄養価
コメント
・鱧・手羽元・豆腐・あさりでたんぱく質の種類を多くとり、たんぱく質不足を防ぎます。
・酸味を使うことで、消化を良くしたり塩分を控えたりさらに、すっぱいものに含まれるクエン酸で疲労回復の助けにもなります。
・あさりにはビタミンB12が多く含まれ貧血予防や疲れ予防になります。お手軽に、缶詰でも。
・手羽元などの骨付き肉や、あさりなどの貝類から出るスープはアミノ酸やミネラルが多く含まれ、お腹に負担なく栄養をとることができます。積極的にとりましょう。
・みょうがに、針生姜を組み合わせるひと手間で身体を冷やしすぎない工夫ができます。
薬膳コメント
夏は“心”の季節です。五行論という漢方的に考える生体の廻りを考えると、“心”を養うためには“肝”が充実していることが大切です。
しかし、春から夏にかけて身体も活発に働くため肝血も消耗しやすくなります。夏は肝・心は熱をこもらせやす、く、また代謝亢進が盛んになるため精熱することと補益することが大切です。うまく熱を逃す方法として発汗がありますが、胃腸が弱くてはうまく発汗ができなくなります。
“心”の熱をとるためには苦み、“肝”を伸びやかにするためには酸味が必要です。
暑い夏、冷たい物で身体を冷やしたくなりますが、そうめん・刺身・果物・冷や奴・ビールなどで胃を冷やし過ぎないようにメニューにある生姜、紫蘇、ミョウガなどの温性の薬味を使ったり、酸味の味付けにして夏の胃腸を整え夏ばてを予防しましょう。