キクラゲは桑や槐の木に寄生するキノコの一種で、その姿形が耳に似ているので「木耳」と呼ばれています。キクラゲには老化を防ぐ作用があり、スタミナアップの滋養強壮食品とされ、昔から食用や薬用として愛用されています。
中国では、体調の調整がむずかしい季節の変わり目などに、このスープをつくり、風邪の予防や健康維持に用いています。
【 栄養と薬効 】
キクラゲには白キクラゲと黒キクラゲとがあり、漢方では、白キクラゲを「銀耳」、黒キクラゲを「黒木耳」といいます。主成分はカルシウム、植物性タンパク質の膠質(ゼラチン質)で、糖質、リンなども豊富に含まれています。これらの成分が抵抗力アップ、過労、せき、便秘、体力維持などに役立ち強壮作用があるようです。
【 こんな人に 】
風邪を引きやすい人、疲れぎみの人、便秘ぎみの人