春巻の起源は二~三千年前といわれ、中国の伝統料理のひとつです。
食物繊維が豊富なタケノコや食欲を増進し疲労回復によい干しシイタケ、血行をよくし免疫力を増強するニラなど、中につつむ具っでいろいろ変化をつけられるのが春巻の特徴です。
中国では春巻の具に漢方薬を合わせ、風邪から起こる寒けや頭痛、生理痛などの改善に用いています。
【 栄養と薬効 】
「白芷」はセリ科のヨロイグサの根で、その効果は感冒、頭痛、歯痛、血の道症、神経痛などに効果があるといわれています。
「葛根」はマメ科のクズの根の外皮を削って乾燥したもので、解熱、鎮痛薬として用いられています。
【 こんな人に 】
風邪で寒け、頭痛、肩こり、首筋のこりのある人、生理痛のひどい人など。