2008年1月7日
- 新年の抱負は。
「明けましておめでとうございます。
今年は患者さんとのコミュニケーションを深めることにさらに積極的に取り組みたいと思っています。診療所で診察を受けられても、先生に自分が聞きたいと思っていたことを全て聞けなかった患者さんも多数おられます。患者さんと先生の間にいる私ができることはもっとたくさんあると思うのです。」
”患者さんの立場に立った看護を”
- 具体的には。
「例えば”家では1人で寂しい”とか、治療とは直接関係ないメンタル面のことがあります。採血の時にさりげない世間話の中でそんな話が患者さんの口から出てくるのですが、そこに病因がひそんでいることもあります。これは看護師しか聞くチャンスのない情報で、先生にそれを的確に伝えて患者さんの治療に役立てていただきたいと思うのです。
漢方は患部だけでなく体全身を診て病気を治す医療です。ガンといわれてそのガン患部だけでなく体全体に自分でも西洋医学でもよく分からない不調のある方がこの診療所でご自分の免疫力を高めることで見事に改善された例を何度も見ました。私は西洋医学の看護士も漢方医の看護師も長年しましたが、患者さんの話をよく聞く、患部だけでなく患者さんの話をよく聞く、患部だけでなく患者さんの全身を診る漢方の治療法に強い魅力を感じて毎日楽しく仕事しています。」
- 新年の抱負は。
「明けましておめでとうございます。今年もがんばりますのでよろしくお願いします。
鍼灸と言いますと肩こりや腰痛だけと思っておられますが、内科、婦人科など様々な病気にも効果があります。」
”お辞儀していた電柱が立つ”
「昔高血圧で眼底出血され、東京出張の帰りの新幹線の窓の外に見える電柱がみんなお辞儀して見えた方ですが、週1回3ヶ月針を打ったら”電柱が立った”と非常に喜ばれました。去年の11月に、胎児が逆子でどうやっても治らない妊婦さんにイオン鍼と灸治療をしたところ”一回で治りました”と嬉しい知らせをもらいました。鍼や灸の刺激によって患者さんが持っておられる免疫力や自然治癒力を高めます。副作用がなく体にやさしいので、診療所の漢方治療とともにぜひ鍼灸部にも来ていただきたいです。」
- 思い出されるお正月は。
「5年間北京中医学院に留学しましたが、大晦日に留学生で開いた新年パーティーを思い出します。お国自慢の料理を作るのですが、私は巻き寿司を作りました。それを食べて、元旦に自転車に乗って天安門広場へ初日の出を見に行きました。楽しかったですね。学校では中国人の先生がそれは一生懸命教えてくださいました。最近は中国は経済発展してお金第一の感じです。昔はもっと素朴で暖かかったですが。」